吉祥寺で暮らして働くマーケッターの、本と映画と仕事の日記
企画仕事
この3連休にしたこと。

(1)医薬業界関連の企画書作成(7ページ)
(2)通信業界関連の企画書作成(10ページ)
(3)精密機械関連の報告書作成(60ページ、ただしコメントのみ)

である。
市場調査プロジェクトには、段取りから考えて、企画→実施→入力→集計→分析・報告というステップにわけられますが、このうち、実施や入力は人海戦術が重要、集計は冷静さが大事。
いわゆる、「頭」を使うのが、なんといっても、最初の「企画」と、最後の「分析・報告」であります。
で、実施、入力、集計は、外部スタッフやらアルバイトさんやらを大量動員することがまー普通ではありますが、その最初と最後の「企画」と「報告」だけは、人手もいらないので、ディレクターたる調査マン本人(調査機関社員)が行うというのが、まあ一般的。

で、私が引き受けるのは、その「企画」と「報告」部分の代筆というか、ピンチヒッターというか、その部分の専門家ということに一応しているんであります。この「代打」要員というのは、これが意外と、層が薄い。普通、この部分を任せる人は少ない。そもそも、この部分は内容に通底してないと無理だから、普通は各調査のディレクター本人がやるもんだし、外部にまかせたくても、普通そういうことができる人間はどっかの調査機関の社員になってるから、そういう人材がなかなかいないって事情があります。そういうわけで、私はこの世界では、かなりレアケースのフリースタッフだと思われます。プロ野球の世界にも、DH専門って人は数少ないですけれども、そんな感じ。

ところで、その「企画」と「報告」の2つの仕事のうち、私はまーほとんどの場合、「報告」が仕事の大半を占めています。「企画」には、フリーになってから、あんまりタッチしない。せいぜい、年に2〜3件、自分で丸請けしてディレクション全般をしている件か、よっぽど頼まれて、「これで取れたら、後の仕事全部やるから」的な乗せられ方をしての、プレゼン用企画から入ることが希にあるくらい。

「企画」の仕事はまーおもしろい、というか自由度は高いし、やりがいもあるのは間違いないのだけれども、自分としてはあんまり引き受けたくはない。
そもそも「企画」段階からの依頼があんまりないってのもあるけれども、軽く振られても、忙しければ、それを理由にわりと断りがちなことが多い。
とゆーのも、なんとゆーか、「企画」仕事は、どうしても、コンペ系が多い、すなわち、通らなかったら金にならないんである。
企画が通らないってのは、もちろん企画内容がイマイチだったてのも理由にはあるけれども、ぶっちゃけ、世の中はそんな簡単な話だけとは限らないんである。コネがあって最初っからほとんど決まってるようなコンペに、一応形だけ参加するって場合もあれば、なんだかわけのわからん政治力が絡む場合もある(こないだはアッチをとったから、今回はコッチが引き下がるとか、そういう大人の事情やらね)。
仮に企画が通らなかったら、会社によっては、ご苦労さん、企画書作ってくれてありがとね、とほんの気持ち程度の企画書作成費が出る場合もあるけれども(通らなかったらその会社の自腹になるから、マジでたいしたお金なんか出ない)、すんません、次仕事お願いしますから的に無料働きってケースだってあるわけである。
自分で企画を持ち込んだ場合なら、もちろん、通らなきゃ完全にお金なんかもらえないわけね。

企画から取り組んで、それが通ると、たいていは大きな見返りになることも多いんだけれども、私は基本的にギャンブルが嫌いな性格なんであります。
これが「報告書」の仕事だと、何しろもう、仕事は受注して動いているわけなんで、多少厳しいスケジュールだろうと、それをうまくやっつけちゃえば、確実にお金はもらえる。
そういう確実に金になる報告書の仕事が目の前にいっぱい動いている時に、わざわざリスクを冒して企画書を書く必要もない。
そんな感じで、あんまり企画書仕事には手を出さないスタンスであった。

去年も確かこの暑い時期に、プリンターの会社に縁があって直接企画書を出す機会があったけれども、これがまた没。先方の社内事情が変わったとか、そういう説明を一応受けましたが、それは体のいい言い訳だったんだろうと思います。
今年も、この時期、いろいろ思うところもあって、報告書仕事も一段落してることだし、企画書仕事のお手伝いをすることになっている。
どっちもうまくいけば、いいけれども。
ただまー久しぶりに書いてみて、やっぱ企画書はおもしろい。