吉祥寺で暮らして働くマーケッターの、本と映画と仕事の日記
「ダイハード」(ジョンマクティアナン監督)
「未来少年コナン」については、書くこと多すぎなので、また今度。

今日から、本来は3件の仕事が始まる予定であった。
クルマの件と、ファッションの件と、飲料の件。
しかし、クルマとファッションの方は、集計はあがったものの、分析軸について、エンドクライアント側と調整中。そのため、こっちの作業はちょっとペンディング。
飲料の件は夜中にデータが到着で、これは明日中に仕上げるという超特急案件。

WEB調査の分量が多くなるにしたがって、ますます求められるのは、スピードだ。
もともと私は、「世界最速」の報告書作成屋というのがウリのコンセプトである。
そういうわけでどんと来い超能力。

飲料のデータ到着までは、今日一日暇。
飯食いながら今日観たDVDは「ダイハード」第1作目。
これを観たのは学生時代。
世の中はバブルに浮かれていたコロだ。
だから標的は金がうなるほどある日本企業の米法人<ナカトミビル>である。
そういえば、日本企業がエンパイアステートビルを買収したり、ハリウッドの映画会社を丸ごと買収したりとか、そういう時代もあったのだよなぁ。
どんな時代だよ。
島耕作も、ハリウッド映画会社をそのまーんま買ってたからね。

私は当時、風呂無しの四畳半に暮らしていたので、かなりバブルとは縁遠い暮らしだったと言えるが、それでもやはり、世間には非常においしいバイトが転がっていたし、あとなんとゆーか、今考えるとあれもちょっとどうか、と思うような経験もある。
ちょうどそれが「ダイハード」の想い出とちょっとだけ関係がある。

実はこの「ダイハード」、私は劇場に3回見に行っている。
よっぽど好きかというのともちょっと違う(結構好きだけど)、そこがちょっとバブリーな理由と関係している。
当時、友達の友達みたいな人で、ちょっと不思議な慶応ボーイの人がいた。私より二歳くらい年上で、既に卒業し、お父さんの会社を手伝っている=というのが既にバブルっぽい。この人が今思うとSF(少し不思議)的なことであるが、なんだか異常に女の子の知り合いの多いくて、彼がなんとゆーか、女の子紹介バンクみたいなことになっていたのだ。
バンクっつっても、たぶん怪しいものでなくて、お金はかからないし、その女の子たちもお金なんか使ってなかったと思う。エッチなことの斡旋とかそういうわけでは全然ないのだ。
たぶん、その慶応ボーイが、趣味で、彼氏のいない女の子の電話番号を集めていて、それがなんだか莫大なデータベースとなっており(ってのがバブルっぽい)、男の友達(の友達とか)やらに「紹介」していたのである。
これはどこにも利益というか金銭的なものは発生せず、また、援助っぽいイヤラシー意味合いとか、そういうものもない、牧歌的で昔ながらの「お友達紹介」システムみたいなもんなんだけれども、とにかくその慶応ボーイの女の子データベースがすごかったのだ。

そんなSFシステムにちょっとした縁があったため、私はその頃次々に女の子を紹介してもらうことになった。こっちは彼女なんかいない時だったので、超ラッキー。
次々と紹介と書いたが、ホント、誤解のないようにはっきり書きますが、エッチな関係は一切なかった。もちろん、その後、付き合うことになったとしたら、そりゃあったかもしれなかったが、たいていの女の子とは、一回会って、映画観て、お茶飲んで(あるいはお酒飲んで)お話してそれっきりというようなことを何回か繰り返したのみであった。

そのSFバブル慶応ボーイは、言うなれば、若いくせにすげーーお見合いおばさん的な趣味にはまっていたのだと思う。あるいはパッと見、モテる男だったので、その女の子の電話番号を次から次へと聞いてはゲットしていく、その行為自体にはまっていたのだろうと思う。で、電話番号はたまったものの、別に使い道がないので(←あんまり野獣のようなタイプでもない、ある程度ちゃんとした男だったのである)、結構信用のできそうな良さそうな男に、良さそうな女の子を、お見合い紹介していたというのが実際のところだと思う。

話はそれたが、ちょうどその慶応バブルボーイとの付き合いがあったコロ、公開されていたのが、まさにこの「ダイハード」だったわけだ。
で、女の子と会って、じゃあおもしろそうな映画でも見ようかと、なると必ずこの映画がチョイスされるということである。私はそれもう見たわけであるが、非常におもしろい映画だったので、何度も見るのは全然苦痛ではなかった。そういうわけで、私はこの映画を、劇場で3回も繰り返して見ていることになる。

個人的に、いちばん繰り返し見た映画は、「野獣死すべし」か「ルパン三世カリオストロの城」で、どっちも二十回以上みているが、しかし、それはほとんどビデオで繰り返し見たに過ぎない。
劇場で金払って見た回数がいちばん多いのはたぶんこの「ダイハード」だろう。
そんなアホみたいな思い出話でおしまい。
今回久しぶりに見直したが、劇場で三回見た後も、テレビでも見たし、ビデオも借りて見てもいるから、中身のサプライズはほとんどない。安心感を持って純粋にディティールを楽しんでみた。
改めて思ったのは、緩急のリズムのメリハリがきいた映画だなーということ。
「明かな休憩時間」というのが、ちゃんと入るのだ。どんな映画もそうだけど、まーこの映画くらい、はっきりと「いま、お休みですから」的な演出になるのも珍しい。もちろんちょっと一服着けたらすぐまた緊張のシーンが怒濤のように押し寄せるわけだが、その切り替えが毎度毎度楽しい。

またこの映画では犯人チームの緻密な作戦がやたらと持ち上げられがちで、私も当時はすげーとずっと思っていたわけだけれども、今回じっくり細かく見ていると、これで意外と結構アナもあるよなーと思わなくもない。ロス市警とFBIが超ド間抜けだったから、犯人チームもイー感じに進めたけれども。

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