「ワーキングプア」
いつもの通り、東京犬さんのサイトのご紹介を受けて。
このNHKの番組はすごく評判だったんだけど、結局見逃していて、その番組を本として再構成したもの。
概念としてはよく知っているが、実例をいくつも見ていくと、それが血肉のある人間の実際の姿となる分、胸に迫る。
夏前に「生きさせろ」を読んだ時も同様だったが。
観念として「ワーキングプア」を知ることと、実際の姿として「ワーキングプア」の人を知ることは、同じことを意味していようで、実際には相当違うことだ。
例えば、「今現在、請負派遣の貧しいで一泊900円の漫画喫茶で夜中寝泊まりしている人が日本で○○人いる」ということを知ることは、医学書を読んで「ガン患者が年間何万人亡くなる」ということを知ることだ。その若者の気持ちに寄り添うように、実際の体験談をドキュメンタリーで追体験していくということは、自分がガンにかかったということを追体験するようなものだ。
こういう相手の気持ちに感情移入して打開策を考えていくことは、統計的数値を知ることとはまったく意味が違ってくる。そういう意味で、ドキュメンタリーというのは、やはり意味がある。
それにしても私はこういう弱者救済的な社会主義的な発想は基本的にイヤなんであるが、そうも言ってられなくなっている現状にはイライラしてしまう。
若い時代なんてほとんどの人が(バブルの時代から)仕事が大変な割に、お給料なんて、ほんとギリギリ生活していけるかどうかしかもらえなかったわけだが。
岐阜の繊維産業の街の衰退ぶり、外国人労働者問題や中国への委託、まー代表格はユニクロなわけなんだろうけど(もちろんこのNHK編にはそうした企業名は出てこないけど)そういう安い服を買うってことがどういうことか、ちょっと考え込んでしまうですね、やっぱり。まーしかし、確実に同じクオリティなら安いものの方が売れるに決まってるし。アジアの人件費が上がってきたとは言っても、まだまだ日本の方が高いだろうし。
「走ることについて語るときに僕の語ること」
われわれ村上ファンにとっては、特に初めて知ったということは、「レース出場の細かなディティール」が中心で、それを素材にしながら、村上春樹が語ることは、常に、いろーんなエッセイやら小説やらで目にしてきた「いつもの村上春樹スピリッツ」であります。
こないだ「ジャズ」について書いたから、今度は「走る」ことについて書いたという感じか。
![]() | ワーキングプア―日本を蝕む病 NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班 (2007/06) ポプラ社 この商品の詳細を見る |
いつもの通り、東京犬さんのサイトのご紹介を受けて。
このNHKの番組はすごく評判だったんだけど、結局見逃していて、その番組を本として再構成したもの。
概念としてはよく知っているが、実例をいくつも見ていくと、それが血肉のある人間の実際の姿となる分、胸に迫る。
夏前に「生きさせろ」を読んだ時も同様だったが。
観念として「ワーキングプア」を知ることと、実際の姿として「ワーキングプア」の人を知ることは、同じことを意味していようで、実際には相当違うことだ。
例えば、「今現在、請負派遣の貧しいで一泊900円の漫画喫茶で夜中寝泊まりしている人が日本で○○人いる」ということを知ることは、医学書を読んで「ガン患者が年間何万人亡くなる」ということを知ることだ。その若者の気持ちに寄り添うように、実際の体験談をドキュメンタリーで追体験していくということは、自分がガンにかかったということを追体験するようなものだ。
こういう相手の気持ちに感情移入して打開策を考えていくことは、統計的数値を知ることとはまったく意味が違ってくる。そういう意味で、ドキュメンタリーというのは、やはり意味がある。
それにしても私はこういう弱者救済的な社会主義的な発想は基本的にイヤなんであるが、そうも言ってられなくなっている現状にはイライラしてしまう。
若い時代なんてほとんどの人が(バブルの時代から)仕事が大変な割に、お給料なんて、ほんとギリギリ生活していけるかどうかしかもらえなかったわけだが。
岐阜の繊維産業の街の衰退ぶり、外国人労働者問題や中国への委託、まー代表格はユニクロなわけなんだろうけど(もちろんこのNHK編にはそうした企業名は出てこないけど)そういう安い服を買うってことがどういうことか、ちょっと考え込んでしまうですね、やっぱり。まーしかし、確実に同じクオリティなら安いものの方が売れるに決まってるし。アジアの人件費が上がってきたとは言っても、まだまだ日本の方が高いだろうし。
「走ることについて語るときに僕の語ること」
![]() | 走ることについて語るときに僕の語ること 村上 春樹 (2007/10/12) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
われわれ村上ファンにとっては、特に初めて知ったということは、「レース出場の細かなディティール」が中心で、それを素材にしながら、村上春樹が語ることは、常に、いろーんなエッセイやら小説やらで目にしてきた「いつもの村上春樹スピリッツ」であります。
こないだ「ジャズ」について書いたから、今度は「走る」ことについて書いたという感じか。




